そういえばこの前母親が70歳になったんだよな。

信じられない、もうほんとうの意味でババアになってしまったじゃないか。自分が40歳になったときより衝撃的だったかもしれない。

 

1953年生まれの有名人って調べてみたら、松平健とか阿川佐和子とか小林幸子とか古谷徹とか関根勤とか小林よしのりとか山下達郎とか、なんか若々しいメンツばっかりだ。

高度経済成長期を生きてきたわけだし、元気な世代なんだろうか。

 

巳年はプライドが高く執念深いというが、少なくともウチの母親に関しては大当たりだ。

ゆっくり動画はすべて同じ人の投稿と思っていたらしい


すっかりお婆さんになった母親ですが、身体はヨタヨタしているものの頭はしっかりしているのが幸いだ。

もともとが神経質で短気なので、ボケたらもう手に負えない。

 

最近は将棋にハマっていて、最初は藤井聡太を応援していたが、彼があまりにも強すぎるので今は「藤井聡太の対戦相手」を応援しているらしい。

報われなさそうである。

 

将棋が好きといっても、実際に将棋を指すわけじゃなく、Youtubeで将棋の解説動画や棋士の紹介動画なんかを観るのが好きらしい。

そんで、こないだ実家に帰ったら「この二人は誰なの?Youtubeでものすごい数(の動画)出てくるんだけど」「ゆっくり」の動画を見せられた。



母親はどうも「ゆっくり」が合成音声ソフトによるものだと思わなかったらしくて、「ゆっくり解説動画」はすべて同じ人が投稿していると思っていたようだ。

 

母親はとにかく細かい人で、適当に説明するとうるさいから「東方Projectっていう同人のシューティングゲームがあって、元々はそのキャラクターなんです。金髪のほうが魔理沙と言う名前で、もう片方が霊夢という名前で……」というところから、キチンと説明した。

ひっじょ~に長い説明になってしまったが、ちゃんと理解してくれたようだ。



どうもこの「ゆっくり解説動画」は聞き取りやすいということで、70歳の母親もお気に入りらしい。

聞き取りやすい、という点においては俺も同意見で、Youtubeでなにかの解説動画を探す時は、真っ先にゆっくり解説を探す。

 

ゆっくりは倍速にしても聴き取りやすいのが良い。

またYoutubeに地声で投稿している人の大半が、必要以上に大げさな話し方だったり、カッコつけた声で喋っていたりすることが多くて、どうにもこうにも聞きづらいのだ。

「ナショナル・ジオグラフィック」を観ていると、プロの声優がナレーションするときはもっと淡々と話すが、あれは意外と難しいのかもしれない。

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