前にも書いたけどNetflixで一番面白いと思ったドラマが「ラスト・キングダム」ですわ。何もかもが自分好み。



舞台はデーン人(バイキング)の侵略を受けている七王国時代のイングランド。

主人公・ウートレッドはべバンバーグという地方領主の息子だったがデーン人に父を殺され捕らわれてしまい、人質として交換されるはずだったが、叔父であるエルフリックはべバンバーグの統治者の座を守るためにウートレッドが邪魔だと考えており、殺されそうになる。

神父・べオッカの気転で叔父の謀略を逃れ、そのままデーン人のもとで育つことに。

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その後、デーン人たちのボス的存在・ラグナルに気に入られデーン人としてたくましい男に育つのですが、今度はデーン人同士の内紛でラグナルが殺されてしまい、ウートレッドも命を狙われることに。

ウートレッドは自分の故郷であるべバンバーグを奪還するために、父(領主の方)に仕えていたべオッカ神父の伝手もあり、アルフレッド大王のもとでデーン人と戦うことになる……

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イングランド人とデーン人の争いの中で翻弄される人々の人間ドラマなのですが、何が面白いってまあ男臭いったらない。男の男による男のための世界、という感じだ。もちろん女性陣も活躍するが……

基本は暴力と争いに満ち溢れた世界の徹頭徹尾血なまぐさくて容赦のないドラマなのですよ。

まあ、人権なんて言葉のない中世ではこんなの当然なのかもしれない。日本のクソ大河ドラマにありがちな「現代的な価値観を時代劇に持ち込む」という愚かなことをしてないのがとても好印象。時代背景を考えればこの男臭さ、残酷さ、血生臭さ、暴力性は当然である。

日本人から見れば8~9世紀のイングランドなんてファンタジーみたいなものだから、ダークファンタジーモノとしても楽しめるぞ。

主人公とアルフレッド大王の奇妙な信頼関係と、主人公に対するべオッカ神父の親身な優しさが特に印象的だ。


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あと主人公ウートレッドは「なぜか」シリーズ通じて多くの美女とねんごろになるあたりも観ていて楽しい。やはりドラマに美女の存在は欠かせない。シーズン2後半から登場するアルフレッド大王の娘・エセルフレドが一番好き。

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日本語吹き替え版もしっかりあって、演技も皆ハイレベル。一時期はこの一作品を観るためだけにNetflixに加入していたくらいなのだ。

男臭いドラマが観たい!血なまぐさいドラマが観たい!ダークファンタジーな世界観のドラマが観たい!!という人には強く強くおすすめだぞ。


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